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アシュタンガヨギーみんなのバイブル。フルプライマリーシリーズのアサナの写真と解説が詳細で、練習に行き詰まると開く本。
スーパーモデルのクリスティー・ターリントンもアシュタンガヨギー。ゴヴィンダ先生も彼女に教えていたらしい!この本にもゴヴィンダ先生が登場。
これからアシュタンガヨガを始めようとしている人やビギナーにオススメ。
「ヨガはトレーニングではなく、生き方です。」の言葉がすべてを物語っている。ヨガを通したライフスタイルや考え方が、分かりやすい言葉で書かれている。
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Barryとの思い出という名の記録


Ashtanga Yoyogi @ Omotesando の先生が、Barryからえり子ちゃんに変わりました。

10月16日がBarryの最後のクラスで、10月17日がえり子ちゃんの最初のクラスということで、お別れとお祝いをしに東京に行ってきました。

Barryは2008年の4月に長崎で初めて会って以来、あらゆる面で私に影響を与えてくれました。練習を心から楽しめるようになったし、アーサナもたくさん教えてもらったし、インドの神様にも興味が持てるようになったし、何よりニューヨークに深い縁ができました。

初めて受けた長崎のワークショップ
Mysore Tokyoで練習中に偶然会ったり
この頃クランチアーサナをもらったらしい
ガンジーTシャツももらったらしい
何度目だろう、福岡のワークショップ
ヨガフェスタのお手伝いもしたなあ
初めての通訳…反省、そして今でもまだまだ
アルダマツイェンドラをもらったのが2年8ヶ月も前のことだったとは
東北大震災が起こった直後はBarryと一緒でした
NYに旅立つ日の朝にもレクチャーの通訳をしたり
最初も最後も長崎のオリーブ島で

Barryが登場するポストを上げてみると、改めて色々と思い出すなー。こういう風に記録としても残るから、やっぱりブログはいい。

感謝の気持ちとか言葉を言い出したらキリが無いし、それは本人に直接伝えたので良いとして、ここまで色々なターニングポイントで登場してくれた先生なので、最後もブログに残しておきたいなと思って、これもまた記録の一つとして書きました。

これからはえり子ちゃんがBarryの後を引き継いで、パラムパラの次に進んでいくのだろうなと思います。




| YOGA | 17:16 | comments(2) | trackbacks(0) |

自閉症のヨガクラスを見学して
1週間ほど前に日本に帰国しました。

ニューヨークのこと、行きと帰りに寄った上海のこと、色々と書きたいことはあるのに、時間が無いのを言い訳に、何も書かないまま時間が過ぎてしまっていたので、ここらで少しずつ貯めていたものを書いていこうかと思います。

まず、日本に帰国する少し前に、ニューヨークで自閉症の人のヨガクラスを見学してきました。AYNYで練習している友だちが、自閉症の人にヨガを教えていると言うので、見学させて欲しいとお願いしたのです。

ニューヨークに行く前に、東田直樹さんの『風になる 自閉症の僕が生きていく風景』という本を読んでいて、これがとても知的で論理的で、そして“個人的な”素敵な本だったので、自閉症に対する興味がちょうど高まっていたところでした。そんな時にヨガクラスの話を聞いたので、これも何かの縁かもしれないと思って見学させてもらいました。

(残念ながらこの本は、普通の本屋さんでは買えないけど、ビッグイシューを売っている人から買えます。福岡だと、福ビルの角にいる人は持ってないので、大丸のところにいる人から買えますよ)

そのヨガクラスは、週に1回やっていて、前半は最近始めたばかりのビギナークラス、後半は1年近く続けている人たちのクラスでした。最初のクラスは、何となく予想していた通り、先生のガイドに従って動ける人が少なくて、2人の先生がかかりきりでアジャストして周ったり、声をかけ続けていて、忙しそうな感じでした。でも強制的な雰囲気は一切なくて、みんなそれなりに自分のペースでエンジョイしているように見えました。




前半のクラス


後半のクラスもそんな調子なのかと思っていたら、前半のクラスとはうって変わって、みんなきちんと先生のガイド通りにヨガをしていました。まるで普通のヨガクラスの風景を見ているようで、あまりの違いにしばし呆然。しかも、それは紛れもなくアシュタンガヨガのクラスだったのです。

前半のクラスはビギナー向けということなのか、キャットカウのポーズがあったり、アシュタンガとは少し違うヨガクラスだったので、まさか普通のアシュタンガヨガのクラスをやっていると思っていなかったのと、それを自閉症の人が楽しんでやっているということにダブルで驚き、ちょっとしばらく味わったことがないくらいの衝撃を受けました。見学している間中、頭の中でゴーンゴーンと鐘がずっと鳴っているような感じでした。




後半のクラス


自閉症というのは、主に自分の世界に生きていて、他人とスムーズにコミュニケーションをしたり、誰かのガイドやルールに従うのが苦手というイメージだったので(あくまでも私の認識です)、このヨガクラスを見た時の衝撃は本当に大きかったです。私は自閉症について大した知識が無いので、この認識も正確ではないだろうし、そのせいで衝撃がより大きかっただけかもしれないけど、それでもやっぱり、自閉症の人が楽しそうにアシュタンガをやっていること、1年近く続けるとここまでできるようになることに、改めてアシュタンガヨガってすごいなと素直に感動しました。(ちなみに後半のクラスではシッティングポーズの最初の方までやってました)


終わった後、気持ちよさそう


先生をしている友だちに、自閉症の人にヨガを教えてどんな変化があったか聞いてみたところ、「できないことができるようになって自信がついたように見える」と言っていました。これって、アシュタンガヨガを続けていれば誰もが感じる喜びです。同じだというのが、意外なような当然なような、不思議な納得感がありました。中でもヨガが上手な女の子に「私もそのうち先生みたいにヨガを教えられるようになるかしら?」と聞かれたのがとてもうれしかったと教えてくれました。

そのクラスを見学した数日後、ニューヨークで会った人に私がアシュタンガヨガをやっていると言ったら、「アシュタンガってハードそうなイメージ」と言われました。これまでもよく言われてきたことなので、そういう反応には慣れてます。でも、その時は数日前のクラスの光景が頭に浮かんで、自閉症の人も楽しんでやっているというのに一体何がハードだと言うのだろう?と考え込んでしまいました。

その後、しばらくぼんやりとそのことを考えていて、アシュタンガヨガというのは、ヨガの中でも際限なくハードにできるヨガなのだろうと思い至りました。

アシュタンガヨガは、アーサナができるようになったら先に進むとか、先生たちが異次元みたいなアーサナをしてる写真が多かったり、がんばってできるだけ先のアーサナに進むことにフォーカスされがちです。健康で、体力や柔軟性があったり、何かに打ち込んで忘れたい悩みやストレスがあったりする人は、前に進むことだけを考えて突き進むのもいいかもしれないけど、がむしゃらにがんばるだけがアシュタンガの練習ではないし、そうではないやり方もできます。

少なくとも私はそう思うし、練習を続けていれば、どこかのタイミングでおのずと気付くことだと思うけど、やっていない人にそれを説明するのはなかなかに難しい。ハードそうに見えても楽しんでるんだけどね、本人は。何より、日々の練習を楽しめないと長くは続けられないです。

自閉症の人のヨガクラスを見学させてもらって、アシュタンガヨガは本当にあらゆる人が楽しめるヨガだということ、そして同じことを続けることの偉大さというか、大いなるパワーみたいなものを、改めて感じることができました。

本来なら、こういうヨガクラスがあることを記事にして、もっと多くの人に伝えたいところなのだけど、いかんせん私の自閉症に対する知識が少なすぎて、とても仕事として記事にできる段階ではなかったので今回はブログにしました。

※見学と写真撮影及び掲載については、施設の方の許可をいただいています。


| NY | 12:30 | comments(10) | trackbacks(0) |
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