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アシュタンガヨギーみんなのバイブル。フルプライマリーシリーズのアサナの写真と解説が詳細で、練習に行き詰まると開く本。
スーパーモデルのクリスティー・ターリントンもアシュタンガヨギー。ゴヴィンダ先生も彼女に教えていたらしい!この本にもゴヴィンダ先生が登場。
これからアシュタンガヨガを始めようとしている人やビギナーにオススメ。
「ヨガはトレーニングではなく、生き方です。」の言葉がすべてを物語っている。ヨガを通したライフスタイルや考え方が、分かりやすい言葉で書かれている。
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拝啓、ドミニク・コリリアーノ様
この週末は、mysore.dでドミニク・コリリアーノ先生のWSがありました。

金曜は、グルジがご存命の頃の、エンシニータス(カリフォルニアにある、アメリカで最初にアシュタンガヨガが教えられた場所)やマイソールでのクラスの様子など、昔の貴重な映像を見せながらお話をしてくれました。土曜は私は仕事で参加できなかったけど、今日は朝のマイソールクラスとレクチャーに参加してきました。

マイソールクラスでのドミニク先生は、予想以上に動き回っていました。あんなに動き回る先生はちょっと見たことがない。失礼ながら、年齢を考えたら驚きです。しかもその動き方が独特で、あちらのマットへ行ったかと思うと、すぐさまこちらのマットに戻って来たりして、一見せわしないような移動を繰り返します。でも煩わしい感じはしなくて、なんだかずっと動いているのが自然な回遊魚みたいでした。

それでいて、少し意図的にその場の空気をかくはんしている感じもしました。温度の高い人と低い人に差が出ないように、自分が動き回ることで全体の温度を一定に保っているような。(温度というのは暗喩みたいなもので、テンションとか、集中力とか、モチベーションで置き換えてもいいと思います)アシュタンガヨガは、よく考えられたパーフェクトなメソッドだと言う人がいるけど、先生のマイソールクラスの動き方も、かなりよく練られたメソッドのようでした。

そんな空気の中、私も自由にのびのびと泳がせてもらって、心から気持ちよく練習ができました。最高に気持ちがいい練習の時の、すごく集中しているけど適度に拡散しているトランス状態みたいな感じを久しぶりに味わいました。AYNY以外でこんな体験はしたことなかったので、本当に気持ちよかったです。



その後のレクチャーも、これまた本当にすばらしいものでした。あのエントリーこのエントリーで書いたように、至言の数々を残してくれているドミニク先生ですから、そりゃ期待はしてましたけど、これほどまでとは。

全体をざっくりと一言でまとめてしまうと、「99% practice, 1% theory」の言葉の意味、なぜそれが大事かということを、例えや比喩や言葉を尽くして、あらゆる角度から説明してくれました。たくさんの話をしてくれたけど、ドミニク先生のメッセージはこの一言に集約されている気がします。

「99% practice, 1% theory」って、シンプルな言葉だけに、分かった気になりやすいんじゃないかと思うのです。だからこそ、それを深く深く掘り下げて話してくれることで、頭の奥底に染み入るものがありました。しかもドミニク先生自身が、30年以上も、そして今でも、この言葉を実践し続けている人なので、説得力の重みが違います。


young Eddie and guruji
1993 in Encinitas

今日のドミニク先生の話を聞きながら、金曜に見せてくれた映像を思い出していました。1993年のエンシニータスで、グルジがアドバンストAシリーズのレッドクラスをしていた映像です。

ドミニク先生に、ティム・ミラー、チャック・ミラー、マティ・ミラー、そしてエディー・スターン(あとは忘れてしまった…)など錚々たる8人が、今から約20年前にすでにアドバンストシリーズのレッドクラスを受けているのです。当時は、他にもそのクラスを受けられる人がいたのだけど、グルジのアドバンストのレッドクラスがあまりに厳しいので、受ける人が少なくて結局8人だったと言っていました。

逃げ出すほどの指導の厳しさは映像からも伝わってきて、恐ろしくキツそうなアーサナをやっているのに、8人全員にゴリゴリのアジャストが入って、自分以外の人がアジャストされている間もずっとそのキツそうなアーサナのまま待っていなきゃいけないという………それはそれは、師匠じゃなければ拷問じゃないかと思うくらい。笑
で、そんな厳しいレッドクラスを受けてなお、それでも毎日マットの上に立ってきたのが、ドミニク先生をはじめ、先ほどの先生たちです。

でももしかしたら、キツそうに見えてもグルジに教えてもらっている時は、先生がいるだけまだましなのかもしれない。毎日毎日何十年もマットの上に立ち続けるというのは、単純にめんどくさいとか、ダルいやりたくない、なんて日だけじゃなくて、とんでもなく孤独な日や、どうしようもなく辛い日、やめたくなるような苦痛を抱えている日もあっただろうと思うのです。そんなものは容易に想像ができます。だって、たった数年しかやっていない私ですらそうだもの。

だから、ドミニク先生がレクチャーの中で

マットの上に立って練習して、常に自分の限界に直面する。
その限界の崖っぷちをのぞいて見た時の、恐怖や弱さを乗り越える。
練習とはそういうものです。

というようなことを言うと、心にどっしりと響くものがあります。

同時に僭越ながら私は、その錚々たる先生たちも、なんだか同志のように感じられました。真心ブラザーズが「拝啓、ジョン・レノン」という曲の中で
拝啓、ジョン・レノン
僕もあなたもたいして変わりはしない
そんな気持ちであなたを見ていたい
どんな人でも僕と大差はないのさ
と歌っていますが、私もそんな気持ちになりました。

ドミニク先生も、エディーも、私もあなたも、みんな同じ練習生なんだなと。20年前の古い映像の先生たちの姿の中に、今の自分の姿を見て、今まで尊敬ばかりが立っていた先生たちに、親しみと共感を覚えたのだと思います。もちろん、先生たちはうんと先に行っているし、尊敬する気持ちは微塵も変わらないけれど(むしろ増したくらいで)、私ももう同じ道を歩き始めているということなんでしょうね。

まったく、なんでこんなしんどいものを好きになってしまったのやら…やれやれ。

ドミニク先生が、この世のすべての物事は常に変わっていくものだと言うように、私の気持ちもこの先もの練習も、何が変わっていくのか分からないけど、もうしばらくは練習を続けることになるんだろうなと思います。そして、練習する時は、ドミニク先生や今まで教わった先生たちからもらった言葉を思い出して、励みにしたり自分を奮い立たせたりするのでしょう。

いやはや、随分と長いエントリーになってしまったけど、これでもまだ言い尽くせないほど、すばらしいWSで、すばらしい先生でした。オーガナイズの優子ちゃんと、通訳のヒロさんにも感謝です。
ありがとうございました!


| YOGA | 20:01 | comments(1) | trackbacks(0) |

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コメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
| 株の初心者 | 2014/07/11 10:23 AM |
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